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日本語

和心会発足の趣旨

ワシントン大学は1861年に州立総合大学として創立され、現在に至るまで多岐の分野にて優れた教育と研究活動が行われております。日本語・日本古典文学研究も1910年に開講され、その成果はアメリカ国内外で高い評価を得てまいりました。最近のニュースとしては、一世紀に及ぶ日本研究への多大な貢献と功績が認められ、2018年にアジア言語文学科日本語・日本文学プログラムは、日本外務省より、外務大臣賞に表彰されました。現学科長の、ポール・アトキンス教授は、日本中世文学、演劇、およびその文化研究において多くの実績をあげており、また教育者としても広く知られております。

日本の伝統文化と文学は世界中で称賛されています。明治維新以前の日本文化こそ、日本が世界に誇る文化の基盤であり、和の真髄は、古典から江戸時代までの研究をおいて他にはあり得ません。さらに、諸外国にて日本の近代から現代への変遷の過程を更に理解してもらうためには、その源にある古典文化の理解は不可欠です。日米間の理解と友好親善関係の更なる発展のためにも、本校にて100年間続く日本古典文学研究は大変貴重な存在です。

しかしながら、近年では、本校同教育研究分野の財政が窮地に立たされております。このため、現在のところ、上代・中古・中世・近世と時代区分される明治以前の日本の言語と文学の専門家としてはただ一人、アトキンス教授のみが日々奮闘なさっています。現状況では日本古典研究専門家の増員は困難です。シアトルには歴史の上でも親日家が多く、また本校には日本へ強い関心を持つ学生が多く在籍しております。日本古典文学研究の博士課程卒業者は有名大学の教職に就く実績を誇っております。財源に恵まれた大学が多数存在する昨今、運営の厳しい本校同プログラムは優れた大学院生の獲得競争に後れを取る結果を招いています。

 そこでシアトル周辺に在住する私達は、2018年春、本校並びに日本に強い関心を持つ有志として、ワシントン大学における日本語・日本古典文学の教育と研究が安定かつ充実して行われることを目的に、基金活動などを行うべく「和心会」を発足しました。和心会の活動目的は次の二つにあります。

1.       和心会主催の定期講演会を通じて、シアトル地域のより多くの方々に日本古典に興味をもっていただき、ワシントン大学における研究の成果を知っていただくこと。

2.       ワシントン大学での日本古典研究活動の維持、さらなる発展のために財政的支援をすること。

つきましては、「和心会」の趣旨をご賢察の上、本校の日本語・日本古典文学の教育と研究の一層の発展に、皆さまのご支援を賜わりますようお願い申し上げます。

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